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零「なんだ?いい案があるん?」
秋哉「ああ、ここで働くっていうのはどうだ?」
慶彦「いいね。」
佳代「いいじゃん!」
秋哉「部屋代や水道代、電気代、ガス代払えるし食事代なら、まかない食えばだいぶ楽になる!どうだっ!?」
零「まあ、良いんじゃない?でも一応里親が見つかるまでな。」
慶彦・佳代「いぇーい!」
秋哉「このツンデレめっ!」
零「うっせーな、ツンデレじゃねーよ。」
零「おっ、起きたみてーだな。」
?「ここは・・・どこ?」
零「よお!おはよ。」
?「・・・えっと・・・お兄さん・・・誰?」
零「俺はここのオーナーの零っていうお兄さんだ。君、路地裏で倒れてたらしいけど大丈夫?」
?「・・・えっと・・・私・・・名前ないの」
零「はぁっ!?親は?」
?「・・・いない・・・うまれた・・・ときから・・・ひとり・・・」
泣きながら話すから、なかなか話が進まない。あー、イライラするッ!・・・ふー、落ち着け、俺。
零「茅野さんの言う通り家で面倒見た方が良さそうだな。赤沢家に引き渡すっていう線が消えちまったよ。はぁ。」
佳代「あー、隆一さんの事?でも、女の子をあそこに引き渡すっていう考えはどうなのよ!」
カランコローン
秋哉「おっ、噂をすればなんとやらっていうやつだな。(あれ?デジャヴ?)」
竜「ウッス!兄貴世話になりますッ!」
隆一「わーったわーった、秋哉 隆一を席に。佳代はメニュー持ってってくれ。」
秋哉・佳代「はーい。」
?「???」
慶彦「ちと、嬢ちゃんには刺激が強いかな?喫茶店のオーナーを兄貴呼ばわりする「極道」しかもそのトップだからな。」
?「えっ!それって・・・」
零「おいっ!茅野さん 女の子泣かすなよ。」
慶彦「えー、俺が悪いのかよ(笑)」
慶彦「嬢ちゃん、すまんな。」
?「だ、大丈夫・・・です。」
零「しかし、「嬢ちゃん」とか「女の子」だと呼ぶのが面倒だな。名前とかニックネーム付けようかな。」
慶彦「親の気持ちが分かるんじゃねーか?」ニヤニヤ
零「うるせーよ。」
にしても、どうしよーか。苗字は俺の九瀬でいいとして、名前か・・・
陽華・・・とかかな。それか 優香かな。
零「佳代ー。ちょっとこっち来い!」
佳代「はーい。」
タッタッタッ
零「走らんでもいいのに」
佳代「で、要件は?」
零「この子の名前何だけど、九瀬陽華か九瀬優香どっちがいいと思う?」
佳代「えっと、私は・・・」
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