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何も変わらなく、無事に終わったのだと龍馬は思っていた。
しかし。
龍馬は少しだけ、一緒に昼食を摂っている少女に、気付かれずに目を向ける。
長く整った綺麗な黒髪。誰から見ても美少女と断言できる容姿をしているこの少女。
この前まで龍馬に対し毛嫌いな態度をとり続けていたが、最近になって全くそういう態度はとらないようになった。
むしろ逆にこの少女から龍馬に近付く様になった。
二葉「な…………なに?」
ずっと目を傾けていた龍馬に気付いた二葉は何故か頬を赤く染まらせていた。
龍馬「いや…………、別に。何でもねぇよ」
二葉「そ…………そう」
これで会話は終了。
こうして、二人は無言のまま昼食を終えるのであった。
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