第1章

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翌日から左腕を探してふらふらさ迷う毎日。 とはいえ、目的が出口から左腕に変わっただけで、やってることはあまり変わらない。 時々溜め息が漏れる。 「あ゛あ゛あ゛あ゛…」と。 昔観たゾンビ映画のゾンビそのものだ。 はあ、最悪だ。ほんと。 妻は元気にしているだろうか。 心配してるだろうか。 心配かけてると思うと心苦しいが、全く心配されていないのも嫌だな。 というか、何日経った? 全くわからないんだが。
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