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第2章
高校3年の冬。
母親が体調崩し入院。
ちょっとした体調不良だと軽く思っていたら、父親に呼び出され聞いた母親の余命宣告。
頭の中が真っ白になった。
こんなにも早く親を亡くすなんて思ってもなかった。
母親は余命宣告より1年頑張ってくれたが、入院して1年半後静かに息を引き取った。
そのあとは、家事は全て私がやることになり、自営業で料理屋をしていた父親は店を閉めた。
まだ高校生の妹のため、父親は転職し私も、バイトを掛け持ちして家計を助けた。
一家の大黒柱だった母親を亡くした私達は、みんなの心のバランスが崩れ崩壊していた。
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