第2章

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一旦家に帰り、着替えてから居酒屋へ ガラガラと、扉をあけたら 「おー景子!お前が飲み会参加するなんて珍しいな」 親方に言われ、先に集まっていたみんながこっちを一斉に振り返る。 『いつも参加できずすみません。』 「お前は頑張りすぎてんだよ。たまにはハメを外して飲め」 『ありがとうございます。いただきまーす』 親方の隣で、ここぞとばかりに飲まされる。 そこまでお酒が弱いわけではないが、さすがに飲みすぎたのか、トイレに立った時、ちょっと足元がフラついた。 「お前大丈夫か?」 トイレに行こうとした、私の横で支えてくれた哲也。 『あっ。哲也さん。ちょっと飲みすぎちゃいましたね』 「お前無理すんなよ。親方だいぶ酔ってるし付き合う必要ねぇからな」 『うん。でも、久しぶりにこうやって楽しく飲めて嬉しくなっちゃって。家帰ってもご飯の心配もいらないし、たまにはいいかなぁーって』 「でも、1人で歩けてねぇし。ほら捕まれ。」 と哲也さんがトイレまで連れてってくれた。 「俺ここでまっててやるからいってこい。」 『ありがとうございます。哲也さん優男ですね』 ちょっと照れた顔をした哲也はぶっきらぼうに 「いいから早くいってこい」 『はぁーーーい!!』
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