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そのまま、泊まっていった哲也。
朝方、目を覚ましたら、横には気持ちよさそうに眠る哲也。
『あっ。哲也さん。本当に綺麗な顔。』
ジーッとみていたら、パッと目を覚ました哲也とバチッと目があってしまい
『あっ。おはようございます。』
「おはよう。今何時?」
『8時。』
「もうちょっと寝よ!」
と腕枕されながら、ギュッと抱きしめられた。
『お前、今日から俺の女だからな。浮気すんなよ。』
と朝一で、とっても甘い言葉をもらった私は、二度寝なんてできるわけもなく、幸せをかみしめていた。
それから私の生活は哲也中心になり、
仕事の帰りは送ってもらったり、
週末にはデートしたり、
哲也の仲間と一緒にご飯に行ったり、
楽しい日々をおくっていた。
妹のこともとても大切に思ってくれて、3人で出掛けることもあった。
20歳のお誕生日には、とても素敵なネックレスをプレゼントしてくれた。
「ずっと一緒だからな。ずっとこれつけてくれよ。お前は俺のってゆう証だから」
とキュンキュンするような言葉をたくさんくれた。
ただ、付き合いだしてわかったこと。
哲也はとても束縛が激しい。
他のオトコと喋るな。
俺だけ見てろ。
女友達と遊んでいても帰りは必ず迎えにくるし、電話にでないとすぐ怒る。
友達にはちょっと束縛きつすぎるんじゃないかと言われたが、愛されている証拠だと、私は受け入れていた。
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