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「では、鉄鎖の技からいきましょうか」
暗殺技で五羅に向かうフリをして、あちこちに銃器を仕込んでゆく。
肉弾戦では、五羅に勝てる見込みはない。
一斉に銃撃してみると、五羅が消えた。
「俺の勝ち」
消えた五羅が、俺の後ろでナイフを持って立っていた。
「いいえ、それは人形」
糸人形、爆弾付であった。
「あ、なかなかやるね」
爆発の前に、五羅が人形を消していた。
五羅の握力は、鉄でも握り潰す。
間合いを詰めてくるが、掴まれたら最後であった。
それに、恐ろしく戦闘センスがいい。
俺の先の先まで、読まれてしまう。
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