第十章 光彩陸離

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 銀狐の御卜と源は、 水使いとしては、かなり上級になっていた。 これで、S級に推薦できる。 とにかく、S級を増やしていかなければ、仕事のチームが組めない。 「銀狐をS級にしてゆきます」  比企も枸杞も、雪家の技を継承している。 「大和をSS級に推薦しておいたので、全員が底上げになるな。 チームを増やせる」  銀狐としてチームを再編成する。 「暫く会えなくなるよね。 大和、キスくらいは許さないか?」  周囲が、静まる。 その通りで、キスもしてはいない。 「嫌です」  きっぱりと断ると、時季と響紀が、こちらを見ていた。 「まあ、しょうがない。俺も仕事で、暫く留守だ。 互いに頑張ろう」  五羅が嫌いというわけではないが、ここで恋愛はなしだ。
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