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「俺も行きます。この三人では不安で」
左雨が、名乗りをあげてくる。
左雨がいると、寄り道や買い物ができない。
「いや、大人しく帰ってきますから。
左雨は来なくても大丈夫です」
左雨は首を振る。
「そう言って、すんなり帰った試はないでしょう」
その通りなので、反論もできない。
左雨の横に心吾も待機していたが、
心吾は修行もしているので、連れ歩くわけにはいかない。
「心吾は、伊万里の許可をとらないと、来られないからな」
念を押しておく。
でも、心吾が一緒に行こうとするので、手で×を作って止めた。
「俺、伊万里級の亜空間使いが欲しいのよ。
心吾、期待しているから、修行して」
本音であった。
心吾が、伊万里級になれば、
残してしまった仲間を救える可能性が出る。
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