59人が本棚に入れています
本棚に追加
一瞬でも永遠になれたのならば、
その人生はキラキラと降り注ぐ雨のようだ。
ずっと掴もうと足掻くより、
キラキラを見つめるだけのほうがいい。
俺の結婚生活も、短かった。でも、今でも支えになっている。
御卜は、いい男になったと思う。
もう口説きはしないが、すごく惹かれる。
俺にとって、御卜が頼れる仲間になったと認める。
「俺には、大和様が空の星のように遠かった。
でも、今は、俺の頭領です」
船が浮島に着いた。
浜に降りると、魚の焼く匂いが充満していた。
つられて、腹が鳴る。
「なあ、砂は大量にあるから。どこかで、魚と交換してくれないかな」
ここの魚は本当においしい。
でも、さっくり無視されていた。
最初のコメントを投稿しよう!