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「・・・そっか。じゃあいいわ。寝てるとこごめん」
「え・・・うん・・・」
・・・私の嘘に騙され、あっさり引いていった。
・・・え・・・ちょっと予想外のことが多すぎて混乱してる・・・。
・・・あの感じだと、手紙は読まれてない?
じゃあ今の質問って何?
「・・・手紙読んでなかったよ」
「わあっ・・・びっくりした・・・」
急に後ろから声をかけてきたかんちゃん。
・・・今日は驚いてばかりだ。心臓に悪い。
って・・・。
「そ、そうなの?じゃあ今の何?」
「手紙が誰のか聞きたかったんじゃない?それなのに嘘ついちゃってさ」
・・・そ、そういうパターンもあるの?
恋愛難しすぎるよ。
でも、あそこで「手紙を入れた」なんて流石に言えないよ。
「・・・えっと、どうしよう」
「探利君は律儀だし、どっかのタイミングで読んでくれるよたぶん。後は返事待ちじゃない?」
返事待ちか・・・。
いつくれるかな。
明日かな。明後日かな・・・。
「・・・ニヤケてる。きもー」
「うるさいよっ。じゃあ、待ってればいいんだね!?おやすみ!」
「あははっ」
平常心じゃない私は開き直ってまた顔を伏せる。
それもかんちゃんに笑われてしまった。
何にせよ・・・渡せたからよかった・・・のかな?
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