想いを込めて

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まぁ、元々下書きのつもりだったからね。 裏に残りの物語を書き、本番の紙を準備する。 そのままの勢いで、本番の紙にボールペンで字を書く。 ・・・下書きを見ないでも同じことが書けるのは、私がきっと本当に彼の事を想ってるからなのかな・・・。 そのまま順調に手紙としての形が出来ていく。 もう少しで・・・。 ・・・ ・・・・・・ 「・・・ぁ・・・字間違えた・・・」 ・・・・・・・・・ ・・・そんなこともあったけど、3枚目の紙で綺麗にまとめることが出来た。 「・・・はぁー。なんか達成感・・・」 再びベッドに寝転び手紙を眺め、ほっとする。 ・・・って・・・結構恥ずかしい事書いてる・・・。 これ・・・笑われたりしないよね? ・・・不安・・・。 「・・・だ、大丈夫だよね。じゃあこれを・・・」 水色の手紙を青いラブレター用の封筒へ。 封がいらない不思議な封筒だ。 「そして明日これを・・・」 ・・・これを・・・彼に・・・。 場所は・・・。 時間は・・・。 「・・・どうやって渡そう・・・」 ・・・何が達成感だ。 まだ半分しか終わってないじゃん・・・。
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