あれから

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観音崎京急ホテルの屋外チャペル 青い海、青い空 俺の隣には純白のドレスを着た瑞季が 微笑んでいる 「瑞季、幸せになろうな」 「大樹君、幸せになろうね」 二人はみつめあう 「おいおい、大樹、まだ盛るなよ」 「瑞季、きれい!おめでとう」 「大樹の公開告白から10年かよ」 「あのあと守谷君、異例の生徒会長に 抜擢されて凄かったね」 「瑞季にも、見せて、あげたかったよ」 「大樹、泣きながら訴えてさ」 「革命だったな」 瑞季は俺を見た 俺は頭を掻く 「大樹君、ありがとう」
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