双子の魔法師

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第2試合 ステージから降りると「兄様、お疲れ様でした。」 「ありがとう春樹」 木葉がやって来た。「次は春樹だね!がんばって」 「はい。」 「春樹、手加減はしろよ」 「わかってます。」 「手加減?」 不思議そうに聞く凜夏「見てればわかるよ。俺も苦労したよほんと」 〈第1試合Bブロック!ガードは鉄壁 破壊できた人は誰もいないガード魔装師!ウィル・ウォーエン選手!対するはAブロックで圧倒な力を見せた晴斗選手の妹!火ノ森春樹選手!〉ワァァー!〈サポーターを勤める3年生東澤弘樹です。〉 〈この勝負春樹選手が勝つのではないでしょうか?東選手どう思います?〉  〈相手は中学部からの鉄壁ガードの魔法を使うから、剣を使う火ノ森でも、剣が折れちゃうでしょ~。ははっ〉会場が笑う 「先輩言い過ぎでしょう。ねぇ?晴斗?あーこれは・・(春樹のことを言われると機嫌悪いんだよね)先輩ーいマイクー貸してください!」「・・」 「晴斗くん?」〈1年生からマイク貸してくださいと聞こえましたー〉1年の場所に降りる先輩〈どうぞってちょっと・・〉マイクを奪い取る俺〈東先輩 先程の火ノ森家の剣が折れるって言いましたが・・これは、俺と春樹に対して嫌がらせですか?〉〈ウィルは、鉄壁のガードを誇る魔法師だ。君が使った一本の剣と同じで妹さんも、同じでしょ?〉 〈良く見てください。〉 春樹が東先輩に見せる〈そ、双剣!?〉 〈見た目で判断をしないでください。強いですよ。春樹も〉「なら、賭けをしないか?勝か負けるか。」 〈もちろん、俺は勝つと信じてます。勝てるだろ春樹。〉〈兄様の為に勝ちます。〉〈負けると思ってる。〉「勝てるわけねーだろ!」ピクッと耳が動いた春樹。 「妹さんを売るって、お兄さんひどいのね。」 「無理でしょ。」チッと舌打ちが聞こえる 「春樹っ!」 「待って!」 ダンッと走り人間離れした脚力でジャンプをして、会場席にたどり着く。 悪口を言った先輩たちの場所に向かうにヒュッ! 双剣を向ける「う、嘘…あの高さを登ったの!?」 「ひ、ひい!」 「わ、悪かった、あ、謝るから!」 「きゃああ!」  「貴女方、兄様へ悪口を言ったな。消し炭にしてあげます」 「戻れ春樹!」 「はい。…次は、ないと思ってください。」 「「す、すみませんでした!!」」 タンっタンっと軽やかに、 戻ってくる。「ダメだろ。」 「しかし、彼らは兄様に悪口を…」 「目的を忘れるな!」 「申し訳ありませんでした。」 「春樹の実力を見せてこい。」 「はい。兄様」  
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