第2話テロ襲撃

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木葉を病院に運んだあと、授業が終わり、俺と春樹と凜夏、豹牙は木葉の病室に向かった コンコン。 「はい。」 ガラガラ「晴斗!春樹!凜夏!豹牙!来てくれたんだ!」 「キズは大丈夫か?」 額と右足と左腕に包帯が巻いてある。「キズが深くなかったから、大丈夫だった。けど一週間は様子見だって。」 「そうか・・」 「兄様、お伝えしますか?みな様に」 「ああ」 「?」 「これは、他言無用でみんなに話す話なんだけどね。・・実は、ルーシェさんが俺たちにある言葉を言い残したんだ。」 「なんて?」 「このクラスに裏切り者がいる」 「え?」  「・・」 「嘘・・」 みんなを見ると凜夏だけが表情が固い「凜夏?どうした?」 「え?なんでもない」  と言っている。「月凪先生から、いっておけって言われてさ。」 「そうなんだ・・教えてくれてありがとう。」 「あんまり、いるのも悪いから帰るか」 「じゃあね、木葉!」 「うん」 ガラガラ。 外に出て、帰るとき「あれ?」 「凜夏?どうしたの?」 「学園に筆箱置いて来ちゃった。取りに行ってくる!」 「一緒にいこうか?」 「大丈夫です。!また、明日!」 「じゃあね!」 タッタッタッ  雨原琴音「遅くなっちゃった、はやく帰らないと・・あれ?・・水無さん?」 エレベータを待つ凜夏の後ろ姿。(変だなぁ~この時間は、帰る時間なのに・・水無さんの魔法って水だけじゃないのかな?黒も混じってる・・) エレベータに乗り、そのまま上にあがる。 生徒会室。月明かりが生徒会長室を照らす。「今日の模擬デュエルのデータです。お嬢様。」 データチップを渡す。大澤。「ごくろうさまですわ。大澤」  「チッあ~あ。失敗したな。やりそこねた」 「お疲れ様ルーシェ。」 「おう。お嬢様のためならな。」 コンコン。「誰だ?」 「どうぞ」 ガチャバタン「!お前・・」 「君・・お嬢もしかして、彼女が?」  「ええ、彼女ですわ。我々の仲間になりますの。」 「・・」 「なるほどな。」にぃと笑うルーシェ「よろしいのですか?彼女は入学したばかりなのに」 「敵を欺くならまずは味方からとよく言うでしょう?」 「しかし・・」 「役に立つのかって聞きたいんだろ?」 「彼女は、役に立ちますわ。私の可愛いガーディアン?」 相手は頷く  「ようこそ、こちら側の世界へ・・」 不気味に微笑み手を差し出すフェリカ 側近の人物はフェリカ手を取り、ひざまつく「ふふっ。期待してますわ。」
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