第2話テロ襲撃

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朝早く晴斗と春樹は起きて、敷地内にある道場へと向かう 「先生、いらっしゃいますか?…晴斗と春樹です。」 「開いてるよ。」 「「失礼します。柳本先生、おはようございます。」 」 中に入ると、誰もいない。いないのではなく 姿を消している。いつものことだけど 「先生とかくれんぼしている時間は、ないのですが…」 俺と春樹は実践を想定した護衛訓練をしている。(家の特殊事情により。) 「ふふっ冷たいなぁ。先生に向かって…な!」 ビュッ!と上から、降りてくる飛んできた足を両腕で防ぐ。バシィ!「また、読めるようになってきたね晴斗」 「ずいぶんと隠れるのが好きですね。今だ春樹!」 ダンッ、と走り、手刀を向ける春樹 パシッ ドンッと晴斗の腕を踏み台にして回し蹴りをするビュッ! ビュッ! 避ける ビュッ バシィ!バシィ! ガッと春樹と晴斗の二人で交互に技を繰り出す。 「動きが早くなってきた。感心感心。おっと。行くよ!」  20分後。 「「はぁ…はぁ」」と倒れる二人 「今日は、ここまで!」 「「あ、ありがとうございます」」 防衛省の特殊護衛専門部隊に所属している 柳本友梨が俺と春樹の担当している。 幼い頃から俺たちに武術、格闘技の指導を教えてもらってる師匠であり、先生である 春樹の秘密を知る一人で、俺と春樹の相談事にも乗ってくれる。 護衛を取り入れた授業をするに当たって防衛省の公認の元で俺たちは許可されている。春樹は、俺を護るために、俺は、春樹を護るために 強くならなくてはならない 「二人とも、強くなったね。いや~本当に成長早すぎ!あはは」 「なんか、楽しんでません? 手加減どころか、かなり本気で来てませんでした?」 「柳本先生、訓練どころか…何度も、申し上げたと思いますが…テンション上がるとこうなるから気を付けてくださいと…」  「二人を指導する役目が私にはあるんだから、ぐちぐち言わないの。倍に増やすわよ。」 「す、すみません」」  「嘘よ。冗談に決まってるじゃない?」 と子供のように下をべーと出す。この人… 子供っぽい癖に、実力は折り紙付き…あなどれない
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