第2話テロ襲撃

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午後、組み手の授業。実践を想定した護衛訓練の模擬練習をしている。普通なら、組み手は男子女子と別れて練習をするがこの高校は卒業後、民間警備会社、警察、SPに配属されることが多いため在学中に練習をしておく学園には、有名な芸能人アイドル 有名な企業の社長の護衛するための資料が保管されている。テロリストや狙われやすいことがあり、 不審者の確保も生徒自身で行うことを義務付けられている 模擬練習では、敵役二人、護衛役二人、護衛対象者一人をクラスメートから決めて、護衛対象者を守る訓練をしている。 担任月凪から「これから、手本で何人か私が決める。名前を呼ばれたら前に出るように敵役瀬戸口。安曇 護衛役、火ノ森晴斗。春樹。護衛対象者辻森木葉 以上だ。準備が整ったら開始だ。武器は禁止だ魔法は許可する本気でやれよ。」 段取りを話終え、位置につく。「模擬練習、始め!」 二人はアイドルのファン アイドルを守る護衛役。 「おーあそこにいるのアイドルのなおやんじゃねー?」 「ほんとだ!写真いいっすか?」と近寄る 敵二人。庇うように前に出る晴斗。春樹 「んだよ?」 「どけよ!」 「申し訳ないのですが、お仕事中ですので、あちらまで下がってください。」 シュンと一人が消える。「春樹。そっちは任せた」 「了解」 消えたのではなく、高速魔法で後ろに回った。 出てくるところがわかってれば見破るのは簡単だ。シュンッ 春樹が前に出る「え…なおやんに触らせろ!」 伸ばした腕を払い、ビュッ!ドカッ! 「ごふっ!?」ドサッと倒れる回し蹴りをする 「うぐあ!」と呆気にとられてる間に、ドカッ!晴斗が膝蹴りをする。 「勝者、火ノ森晴斗春樹ペア!」 パチパチパチ! 倒れた二人が起き上がる「すまない。たてるか?」 「申し訳ないです。…強すぎました」 起き上がる二人に手を貸す。「「お前ら、手加減してくれよ…」」 ツッコミが入り、クスクスと笑われる俺たち 俺と春樹は実践を想定してる訓練技をやってるんだから、手加減は出来ない。
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