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家に帰ると。
「お帰りなさいませ。晴斗様。春樹様。」 「ただいま紬野さん」 「ただいま戻りました。」 執事の紬野千早さん
火ノ森家に仕える美人執事。「お帰り。晴斗、春樹」
「春枝おばあ様」 玄関前に薄い赤色の着物を来た婦人だと思ったらおばあ様だ・・「いつ、いらしたのですか?」 「先程、いらっしゃいました。」
火ノ森春枝は、火ノ森家の初代当主。
母方のおばさんだ。俺は、次期当主として今は勉強をしている。家に入り、和室に移動した。「晴斗。春樹入学おめでとう。」 「「ありがとうございますおばあ様」」 「情報がさっき、入ったんだけどね。星影学園に、ブラック・パンサーの仲間がひとり、新入生の中に紛れ込んでるようだ」 「「!!」」 「くれぐれも、気を付けなさい。」 「誰だか、わからないんですか?」 「ええ。ブラック・パンサーの仲間は、体のどこかに黒豹の紋章があるみたいだ。」「わかりました。」
おばあ様が、なぜ、俺と春樹に機密情報を教えたか。それはおばあ様は魔法師界では、知らない人はいない名門火ノ森家の有名人であり、様々な情報を持っているからだ。
闇魔法師テロリスト、世界で危険だとされてる魔法師一族・・ブラックパンサー闇豹
次期当主の勉強をおばあ様に教わる
兄様と別れ、春樹は、部屋に戻る途中に使用人たちの声が聞こえ、立ち止まった。
「晴斗様と春樹様、
入学式が今日でしたよね?」 「ええ、16年…早いわね」 「春樹様は…いまだに感情は…」 「やめなさい!もし、春樹様が聞いていたら!」と。紬野さんが叱る。
「紬野さん…ですが…難しいのでは?」
「晴斗様は春樹様の感情を取り戻そうとしております。…無駄なことなのに。」
(…全くこの人たちは。) 「こんなところで、お話が聞こえましたが…まさか兄様の事を悪く言ってませんよね?感情のその話はタブーなハズ。」辛辣な言葉を浴びせる。 「は、春樹様!お、おかえりなさいませ!」 「も、もしかして…今のお話はお耳に…」
「この事は…旦那様には!」 「…言うわけありません。ですが兄様の事を悪く言うのはやめてもらえますか?」 「「も、申し訳ありません」」
「春樹様!」「紬野さん。私の前で彼らに例の話はしないように。伝えてもらえますか?」「わかりました。」
バタン! 「感情…そんなものいらない。私は、
兄様を護れればそれでいい。」
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