双子の魔法師

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翌日星影学園二日目。 「ふぅ・・。」洗顔を終えた春樹はそのまま道場に向かう。まだ5時だから兄様は寝てるだろうと思い、道場に行くとヒュン!ビュッヒュン! 「はっ!・・やぁ!」  火ノ森道場から、声が聞こえて竹刀をふる兄様。 集中をしている。兄様の魔装火竜紅蓮、火の翼と両手両足、体の上下には火の防具を身に付けている。 兄様は・・かっこいいと思ってしまう・・(かっこいい・・だけど私は護衛だからそんな感情はいらない。でも、今だけは・・もう少しだけ・・) 兄様に見とれていた春樹はガタッとドアによろけてしまう。「誰だ!」' 「失礼します。兄様・・春樹です。」 「春樹か・・」 「稽古中すみません。驚かせようとしたのですが・・。」 「ははっ残念だね俺を驚かせようとできなかったな罰として、俺の稽古に付き合え」 「はい!」 今度はどんないたずらをしょうかな・・少しだけイタズラ心があってもいいですよね? もっと速く・・もっと強く、ヒュン!床から出てくる自動木造のダミー人形をひとつひとつ破壊していく。朝、4時半にランニングと腹筋腕立てをして、道場で素振り100回をした。これは、毎日の日課だ。今日・・いよいよデュエルが始まる。あの中にブラック・パンサーの仲間はいるのか?そんな考えて事をしていると・・ガタッ「誰だ!」 ガラガラ「失礼します。兄様・・春樹です。」 「春樹か・・。」 「稽古中すみません。驚かせようとしたのですが・・」 「ははっ残念だね。俺を驚かせようとできなかったな。罰として、俺の稽古に付き合え。」 「は、はい!」 「魔装火ノ不死鳥!」 火が春樹の体と武器にまとう。俺と同じ火の翼。 2本の剣に火がまとう。 「やるぞ」 「はい。」
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