第1章

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 なら、これくらいの時間に、外へ出て待ってみればいいのかな。    今日はレコード会社で圭と新曲の打ち合わせ。  圭が練習時間を取りたいからと早めのアポイント。  八時過ぎたところで、準備をしようと、ピアノの部屋へ。 「いたっ」  鉄格子の向こうに彼女がいる。  なんで、こんな時間に?  とりあえず、そんなんいい。 「待ってろよっ」  絶対、捕まえてやる。      
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