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「もう、終わりにしよう。」
そう言って、明るく照らしてくれる君は、もうイナイ。
「ねぇ、もっと楽しい事をしよう。」
「これ、美味しいね。」
「うわっ!?ちょっと!これ好きだからって言わないでよ!!食べたくなる!!」
「めんどくさいよ、そんなの。」
「君がいるから来ただけ。」
「隣がいいんだよ。隣が。」
あぁ、君が笑っていた世界は。
もう、存在シナイ。
狂う歯車は止めることなく、
僕はそれに溺れてく。
深く溶けた自身の躰は、
きっと汚れきったモノで満たされていて。
君がイナイ世界でも、
世界が回り続けるのなら、
狂い狂った逆さのセカイで、
タダ一つ願う言葉は、
「__________」
それは、君だけにあげる、セカイの言の葉。
「……昨夜、〇県△市で、一人の行方不明者が死亡されているのを発見しました。この件について警察は……」
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