事情と確信

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『自分だったら考えもしなかったよ……くっそ謝ればよかった…』 「じゃあ、謝れば?いま」 『え』 お前、急に…って、竜平は促して立たせる。 「急にとか思うけど、やらかして放置したらそれが事実になるし。勘違いの溝も増えていくだろうから、会いたいなら電話してこい」 『ちょ、』 「そうだ!康祐!ビールねえから近くのコンビニで買ってきてくれ?お前のせいで飲みそびれたから」 『あ、うん?』 「ほら、行ってこいよ!」 とんとんと肩をたたき優しく笑う竜平は、無理やりにでも出て行ってほしいらしく… 流され体を押され、結局のところ財布と携帯渡され外へ出された。
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