第2章~始まり~

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ある日、シオンとクリアは街に来ていた 2人とも白を基調とした服装で、顔も相まって似合っていた 周りから見れば、普通に親子のような雰囲気だ のんびり街中を歩いていくと、目の前には大きな建物が見えてきた 「ふあぁぁ、大きいね!」 「この世界で1番大きな学校です。ここでマスターには、魔法について色々教わると良いでしょう」 「うん!僕頑張るね!」 学校の門まで行くと、端っこに受付があった 受付には1人の男性がおり、シオン達に気づいて近づいてきた 「・・・な、何かご用ですか///?」 男性はクリアを見ると顔を赤くし、要件を聞いてきた 「事情があって今になりましたが、息子の編入手続きに参りました」 クリアは、自分が美人だと分かっているみたいで、最大限の魅力を醸し出す もう爆発するんじゃないかって位赤くなった男性は、 「しょ、少々お待ちください!学園長に連絡してみます!」 男性はシオン達の目の前で俯き、何かをやりはじめた 「ねぇクリア、あの人は何をやってるの?」 「あれは念話と言って、遠く離れた人に連絡する方法ですよ」 『こんな風に、ね』 シオンの頭の中に、いきなりクリアの声が聞こえてきた 『言葉に出さず、思うだけにしてみて下さい』 『・・・こ、こぉ?』 『はい、良くできました』 シオンは念話を覚えた 丁度その時、男性が念話を終わったみたいだ 「えと、学園長がお会いになるそうです。只今案内役の者が向かっておりますので、着いていって下さい」 「はい。勤務ご苦労様です」 「いっ、いえ!では!!」 クリアは男性に微笑み、お辞儀ついでに胸元をチラリと 男性は一瞬で恋に落ちたようだ。目がハートだった
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