第2章~始まり~

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再びここは学園長室 3人掛けの椅子に、シオンとクリアが座る 向かいの立派な椅子に、学園長が座った イザベラは、まだ保健室に移されてから帰ってこない 「ん~参りました。いえ、合格は合格なんです。しかし・・・」 学園長は、しきりに首をひねる 「イザベラは、私が雇ってきた元SSランカーのギルド員なんですよ。それをこんな・・・」 学園長が言いたいこともわかる つまりまだ10~15歳が入っている中等部の子供に、あっさりやられたのが納得しないようだ 学園長が困惑している間に、ちゃちゃっとギルドの説明をしよう この国には現在、3つのギルドがある 正確には国直属のギルド・平民などで構成されるギルド・商業など商い中心のギルド 全てのギルドにはランクがあり、良いSSS~F悪いまで存在する つい最近、SSSを超えるZランカーが現れたが、この話は追々 依頼内容やランクを上げる条件など様々だが、共通する事は高ランク=高難度=高給ということ 以上、ギルド講座でした 学園長室へ戻り、 「ねぇシオン君、どうやってイザベラを倒したの?」 学園長が尋ねてきた 「開始と同時に、お腹を殴っただけだよ?」 シオンは普通に答えた 「シオン君は、どこかのギルドに入ってる?」 「ううん」 「そう・・・じゃあ、家族で強い人いる?」 シオンは少し考えると、 「みんな強い!」 そう、笑顔で答えた
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