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シオンの無邪気な笑顔に毒気を抜かれた学園長は、どこかから透明な水晶を2つ出した
「シオン君、とりあえず君の魔力と属性を調べるから、協力してね?
じゃあ最初は、こっちの水晶に魔力を流してちょうだい」
「ん!」
学園長が指し示した水晶に向け、シオンは魔力を流した
すると、
「・・・・・」
地道にだが、魔力の数字が上がりっぱなしなのだ
因みに成人男性の魔力量は1000~1500
シオンと同年代の魔力量は200~500
帝と呼ばれる魔法集団は1万~3万
それに対しシオンは、既に1万を軽く越えていた
しばらく眺めてると、50万を過ぎたところでエラーと表示された
「・・・んと、魔力測定不能・・と、次はこっちへ流して」
学園長は続いて、もう一方の水晶を指した
透明だった色は、赤や青、茶色や緑色に変化していく
結果、真っ黒になりました
「・・闇?じゃない。赤も青もあったから・・・うぅ、わかんない」
学園長は頭を抱え込み、俯いてしまった
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