織姫と彦星【完全版】

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俺が天の川ではなく織姫を見ていると、織姫が急に俺の方を向いた。 ビクッとしたがあくまで冷静をよそった。 でもそんな俺に何か気づいたのか織姫は首を傾げた。 「どうしたの?」 「ううん。なんもない」 「そ?じゃあ行こう彦星」 そういい織姫は俺の手を握った。 俺は笑みを浮かべ頷いた。 それに織姫も笑みを浮かべ目の前にある屋台を指差した。 焼きそば屋だ。 相変わらず食べ物ばっか・・・まぁそんなとこがいいところなんだけどね。 俺らは手を繋ぎ残り時間を地上で思いっきり楽しんだ。 そして天の川の隙間から流れ星が流れた。
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