2章:俺が知ってるダンジョンじゃない

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飲まず食わずで生きられるだなんて、人間じゃないとか以前に生物なのだろうか。 今のところは不調はないから一先ず置いておくことしかできない。まぁいい。 次は魔物だ。『魔物』で検索し、『魔物について』の項目を開く。 一行目から目的としていた事柄が書かれていた。 『魔物は、召喚した場合は必ず、どのランクでもダンジョンマスター(魔王)に絶対服従する』 魔物に謀反を起こされる心配はないようだ。それだけ分かれば十分なので項目を閉じる。 これだけ知っていればいいか。ヘルプを閉じて元の画面に戻る。 すると、お知らせのアイコンの左上に1と出ていた。その隣のプレゼントのアイコンには3と出ている。 プレゼンも気になる所だが、お知らせを先に見ることにする。お知らせのアイコンをタッチするとすぐに開いた。 お知らせの件名には『ダンジョンマスター就任おめでとうございます』と書かれていた。 『この度はダンジョンマスターにご就任おめでとうございます。ご就任祝いとしてささやかながら贈り物をご用意いたしましたので、お受け取り下さい。それでは、よいダンジョンライフを』 短いな。もっとたくさん書いてあるかと思ったが。お知らせはこれだけだったから、今度はプレゼントを開けた。
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