きんぎょが困る

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「遅くなっt…え?何で生徒会全員揃ってるの?」 バタバタと走って来たひき小杜の足がピタリと止まった。 少し見ない間に隈は更に色濃くなり、頬はげっそり痩けているようだ。 顔色も悪いし、悪い目つきが度を増して悪くなり…まるでアンデットの魔王降臨って感じ。 ちょっと前までは、着流しの似合う、あの職業の人のようだったが…。 「た、頼む!…部屋替え許可されないのは、自業自得だと言うことは重々承知の上で…。 彼奴と離れられるなら、物置の中でも構わないから!」 「いや、お前を物置に移したら、一晩でモノ置きじゃなくてモノ汚きに変わるから…。」 「アレと同室になってから…彼処は部屋じゃなく、地獄に変わった。 あの宇宙人もさることながら…毎度毎度やって来る宇宙人の付き人のせいで、何もかもが壊滅状態…最早プライベートルームも何もあったもんじゃねえ。」 「俺がイギリスの寄宿学校にいた時は、プライベートも壁もなかったけどな…。」 「もし何かあった時、俺はどこに引きこもればいい!?」 「引きこもるな!」
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