第2

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はぁ 疲れが一気にきた。何だったんだあの人。いきなり声かけてきたと思ったら名前まで聞いてきて。そしてよくわからないケンカに巻き込まれたし。 同級生ではないことはわかった。だが高校はこの広い田舎の土地にはあまりないだろう。多分、同じ学校なんだな。あまり接触しないようにしよう。 新しく買ったばかりの鍋を取り出し水を入れる。 なにか食べようとしたけど、思ったより疲れていたらしく食欲がない。 鍋にいれた水を捨てて風呂に向かう。服を脱いでるとふと鏡の自分の姿が気になった。 あまり家から出てなかったので肌の色は白く、黒の髪は長くボサボサ。身長は普通にあるが、身体はあの時の傷が残ったままである。 お腹をさわり最近ろくに食べてないことに気がつく。 なにか食べないと。 そう考えてもお腹は減らない。 今日はとりあえず寝よう。 パジャマに着替えて、布団に向かい重いまぶたを閉じた。
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