129人が本棚に入れています
本棚に追加
さて。
とりあえず腹ごしらえしてからだね。
あたしはそう思って、またレストランのドアを開けて中に入ると、すでに料理が運ばれていて、ジミーはお預けをくらった子犬のように、頬杖をついて待っていてくれた。あたしは、ジミーのこの天然だけど優しいところが憎めない。
匠とも系斗とも違う愛情を感じることができる。
そうね。
親友ともいえるのかな。
もしくは弟みたいな?
あたしは、ジミーの存在に、いつも癒されている。
本人には、言わないけどね。
「ごめんね、ジミー。お待たせ!」
と言ってあたしがジミーの前に座ると、ジミーはにっこりと笑って、
「瑠生もお腹すいたでしょ?食べよう!」
と答えて、2人で一斉にパスタを食べ始めた。
最初のコメントを投稿しよう!