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それから15分ほどで、カイが荷台のあるトラックで現れて、トラックから降りてきて匠と系斗の前に歩いて行くと、
「最後の夜に、ド派手にやってくれたなぁ、匠」
と言うと、匠と系斗は顔を見合わせて苦笑いになった。
「全員殺してないよ。尋問するんだろ?でも、頭に来てたから、どこまで手加減したかわかんねぇ。一つだけのグループじゃなさそうだな」
匠が言うと、カイはふと、倒れている一人の男を見て、
「あいつだけ顔がスゲェ血まみれでボコボコだな?」
と指差して言うと、系斗は頷き、
「瑠生の首を絞め殺そうとしたから、匠がボッコボコにしたんですよ」
と言うと、カイは呆れたように匠を見ると、匠は腕を組んでふんぞり返っていた。
「当たり前だ!殴り殺したかったくらいだ。昔の俺なら間違いなく殺してたぞ」
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