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アンジェはそんなあたしの肩を抱き寄せて、
「瑠生は、いいオンナだよ!大好き!」
と言うと、あたしたちは顔を見合わせて笑いあった。
ジミーはそんなあたしたちの会話は聞こえていなくて、あたしより先に匠に駆け出した。
「匠さん!署には顔出しましたか?」
と言うと、匠は頷いてジミーを見た。
「そういえばジミー…お前、今回のコロンビアの件、警察の上の方ではなんのお咎めなしか?怪我させたり、拉致られたりしてたのに」
匠が言うと、ジミーは頭を横に振った。
「拉致のことは伏せてあります。多少の怪我と長期滞在のことは怒られました。しばらく出国も旅行も禁止です。まぁそれは覚悟してたので気にしてませんよ。匠さんが無事に戻れて、良かった。それだけです。ね?瑠生」
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