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とある宇宙の果て
そこで二つの球体がぶつかり合いながら飛んでいた。
一つは赤く、もう一つは青白く
青白い方が逃げるように見えていたが何度もぶつかり合う内に赤い方が追い詰め始めた。
そして
『流石ウルトラマンXといったところですか、この宇宙において一番の障害はやはり貴方だ』
青白い光の球体は動きを止めて姿を現した。
大きな頭、そして三本の触手のような体には大きすぎる機械の鎧、チブローダー
名前はチブル星人メアネス
姿を現したメアネスにウルトラマンXと呼ばれた赤い球体も姿を現す。
『ふざけるな!貴様の目的は一体なんだ!』
メタニカルな体、そして胸にはXの形のカラータイマーを宿した戦士、名をウルトラマンX
Xはメアネスにそう聞いたが・・・
『私の同胞はあなた方ウルトラマンによって討たれた、あぁ勘違いしないでください。その件に関してはなんの恨みもありません。しかし彼はすばらしいデータを残してくれた、それと私の知識を合わせて私はこの宇宙に来た。』
『この宇宙・・・!まさか次元を越えたのか!?』
『その通り、私は元は違う宇宙の存在・・・本来ならウルトラマンがいない宇宙を支配しようと思いましたが・・・なんの手違いか貴方がいた。しかたなく貴方を調べつつ隙を疑っていました、しかし貴方は地球とそこにいた青年と共に強くなりすぎた。』
『なるほど、私と大地に怖じ気づいたわけか。『しかし勘違いしないでほしい!』!?』
『私は諦めたわけではない、現にあの青年と貴女が共にいたのなら私は今ごろここにはいないでしょう。つまり貴方は少なからず弱体化している。』
『っ!』
『そしてもうひとつ、貴方は以前実態を保つことが出来ず電子機器の中にデータとして存在していた。』
『それがどうした、確かに私はそうだった。だが今の私は違う!』
『ふっ、それが決定的なのですよ。』
カチッ!
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