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零「えっと別の宇宙でメアネスってやつと戦ってたXさんは相手がこの宇宙へ逃げたのを追いかけてきたってことですか?」
X『あぁ、私自身も次元を越える力はあるんだ。それを使いながら来たのだがエネルギーを使いきってしまった。』
リスタ『その結果Xは実体を保てなくなったんだ。そしてあの流星群の夜Xはデータとなり私のところへ来たんだ。』
零「そんな、別の宇宙の話なのになんでXさんがそこまで」
X『メアネスは危険だ、恐らくここを支配した暁には全宇宙にもその支配の手を伸ばすだろう。それにやつによって苦しむ人々が出ると考えるといてもたってもいられなかったんだ。』
零「ありがとうございます。」
X『気にしないでくれ、それより本題に入ろう。今の私には戦う力がない、だから零の力を貸してほしい。あの夜私の声が聞こえた君ならば私とユナイトできるはずなんだ』
零「ユナイト?」
リスタ『結束などの意味を持つ、Xと一体化することだ』
零「けど俺じゃ『ゴゴゴゴゴッ!!』!!?」
空から轟音が響く、音の方を向くと・・・
零「なにあれ、隕石?」
リスタ『というよりは石の塊だな』
空から石が集まったかのような巨大な塊が町中に落下してきていた。
零「!」
人々は逃げていく、零もまた同じように逃げようとしたのだが。
X『!これはまさか!』
?『その通りですよ、ウルトラマンX』
零「!?誰だ!!」
辺りを見回すが誰もいない。皆遠くへと走っている。
?『やはり目論見どおり実体を失ってくれましたか・・・しかしそのような少年の元につくとは』
X『その声はメアネスか!?』
メアネス『そのとおり、そしてあれこそが』
ズゥゥゥン・・・静かに石の塊が落下した。
そして
ドガン!!ズシャアァ!!
零「っ!!」
石の塊の中から金の怪獣が現れた。
突出した頭部、鎌のような両腕、不気味に青く光る腹
怪獣は街を壊しながら進んでいく。
零「あれは・・・コッヴ!」
メアネス『ほう、よく知っていますね。そのとおり宇宙戦闘獣コッヴです。さぁウルトラマンX?この状況をどうしますか?』
X『くっ、零!ぶっつけ本番だ!私とユナイトだ!!』
零「・・・っ!?」
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