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メアネス『おやおや手が震えていますね』
零「くっ・・・」
メアネス『恐怖するのも無理はありません。そのデバイスを捨てて逃げてはどうです?例えそうしても誰もあなたを攻めたりしない。』
X『零!惑わされるな!』
メアネス『貴方も貴方です、ウルトラマンX。年端もいかない少年を闘いに巻き込もうなど』
X『ッ!!』
メアネス『零・・・でしたね貴方はなにも悪くない。ここで逃げるのです。』
震える手を押さえようとするが止まらない。押さえる手も震えているからだ。
零「くそっ『零』!」
その零に声をかけるリスタ
リスタは知っていた。
リスタ『私も本音を言うと逃げてほしい、機械であるこの体と心でも大切な人が傷つくところをみたくない。』
零という男は
『それはお前も同じだろう?ノーヴェやコロナ、家族にチームの皆が傷つくことそれが一番許せないのはお前だ。』
零「!!」
恐怖を乗り越える絆と勇気を持っていることを!!
『守り、動ける力があるのは零、お前しかいない。もう分かるだろう?』
零「うん、ごめんリスタ、Xさん・・・今覚悟が決まりました。」
X『零!、よし!ユナイトだ!!』
零「はい!!・・・」
零、X「『・・・』」
零「あのXさん?ユナイトってどうやるんですか?」
X『まずはデバイスを前に突き出して、私のスパークドールを取り出す、そしてそれをリード・・・ってしまった!』
零「な、なんですか!?」
X『このデバイスにはスパークドールをリードする機能がない!』
零「つまり?」
X『ユナイトできない!どうすればいい零!?』
零「俺に言われても!?」
リスタ『任せろ。零セットアップだ。』
零「へ?」
リスタ『私がデータのXと零を繋ぐ仲介役となる。そうすれば可能だ。』
零「よし、だったら!」
零、リスタ「『ユナイト・アップ!』」
X『よーし!いくぞ!!』
零はいつものようにリスタをセットアップ、ただしいつもとは違う。
リスタから光が放たれ、包まれる。その光の中で零の隣にXが現れた。
X『零、君を闘いに巻き込んでしまってすまない。メアネスの言うとおりだ。だがこれだけは信じてくれ』
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