第1章

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メアネス『おやおや手が震えていますね』 零「くっ・・・」 メアネス『恐怖するのも無理はありません。そのデバイスを捨てて逃げてはどうです?例えそうしても誰もあなたを攻めたりしない。』 X『零!惑わされるな!』 メアネス『貴方も貴方です、ウルトラマンX。年端もいかない少年を闘いに巻き込もうなど』 X『ッ!!』 メアネス『零・・・でしたね貴方はなにも悪くない。ここで逃げるのです。』 震える手を押さえようとするが止まらない。押さえる手も震えているからだ。 零「くそっ『零』!」 その零に声をかけるリスタ リスタは知っていた。 リスタ『私も本音を言うと逃げてほしい、機械であるこの体と心でも大切な人が傷つくところをみたくない。』 零という男は 『それはお前も同じだろう?ノーヴェやコロナ、家族にチームの皆が傷つくことそれが一番許せないのはお前だ。』 零「!!」 恐怖を乗り越える絆と勇気を持っていることを!! 『守り、動ける力があるのは零、お前しかいない。もう分かるだろう?』 零「うん、ごめんリスタ、Xさん・・・今覚悟が決まりました。」 X『零!、よし!ユナイトだ!!』 零「はい!!・・・」 零、X「『・・・』」 零「あのXさん?ユナイトってどうやるんですか?」 X『まずはデバイスを前に突き出して、私のスパークドールを取り出す、そしてそれをリード・・・ってしまった!』 零「な、なんですか!?」 X『このデバイスにはスパークドールをリードする機能がない!』  零「つまり?」 X『ユナイトできない!どうすればいい零!?』 零「俺に言われても!?」 リスタ『任せろ。零セットアップだ。』 零「へ?」 リスタ『私がデータのXと零を繋ぐ仲介役となる。そうすれば可能だ。』 零「よし、だったら!」 零、リスタ「『ユナイト・アップ!』」 X『よーし!いくぞ!!』 零はいつものようにリスタをセットアップ、ただしいつもとは違う。 リスタから光が放たれ、包まれる。その光の中で零の隣にXが現れた。 X『零、君を闘いに巻き込んでしまってすまない。メアネスの言うとおりだ。だがこれだけは信じてくれ』
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