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朝5時、携帯からの好きな声優の声に目が覚める。
が、それを止めてまた寝る。
朝5時半、次は好きなジャニーズの曲に目が覚める。
が、また止めて寝る。
そして、朝6時20分…
「そらーまだ寝てんのーー?もう20分だけどー」
「え、うそ!?やば」
と、変に寝ぼけていた私の頭が一気に覚醒して飛び起きる。
そのまま、1分でいつものようにジャージに着替え、諸々の支度をして、6時25分、
「いってきまーす」
と、髪の毛ボサボサ、ジャージにリュックで家を飛び出すのは、私、榊 空(さかき そら)の日常の朝。
これでもれっきとした、高校2年の華の17歳。
…いま、唖然としました?ですよねすみませんね。こんな女子力なくて。
まぁ、それは良くて。良くないけどね。
無事電車に乗り込めた私は、一冊の漫画を開く。
『 あっ、おま、やめろよ…んんっ、はっ……んぅ』
『 部長エロいね…可愛い。』
『 くそっ、男だから可愛くねぇよ』
「(んんんんんっっなんだよこれ可愛すぎかよなんだよもうっ!朝から幸せもう。)」
お察しの通り、朝から男同士が絡み合う絵を見て興奮する程度に変態腐女子なのです。
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