第2話  禁色の恋

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戸が閉じられると、 じきに庭の小石が さくさくと音をたてた これは、先生の帰られた足音……? では兄様の書を見るという お約束は、嘘? ――どうしてそんな嘘を。 でもそれ以上のできごとで 混乱し通しの私は、 迫りくる結婚の足かせに 改めて愕然とした どうして…… どうしてなの――。
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