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……覆い被さる体の重み、
いかに妻の多い方であっても、
重なりあうこの瞬間だけは、
全部私だけのもの
「あやこ」
低く重厚な声が今夜は少しかすれて、
「……ぁっ、」
いつもより色っぽくて、
たまらなくなる。……
数度突いては止め、突いては止める、
いじわるな殿……
私の方が先に音を上げ、
逞しい腰の後ろに自らの手をまわした
密着が増すと、
快感も、期待も同時に溢れて、
私が私でなくなっていく
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