第1話

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駅から出てすぐにイヤホンを耳に当て、気分を上げるためにテンポの速い曲を聴く。 15分程歩けば家に到着だ 紺色のリュックから革のキーケースに入った鍵を取り出し家に入る。 ーーガチャ。 まずは母さんに晩飯の確認しなきゃだな 「ただいまー、 今日萌笑の代わりにバイト入る事になったんだけど食い物なんかある?」 「おかえりー! えー?萌笑ちゃん具合悪いの? バイトになったならすぐ連絡してくれたら良かったのにぃ。 んー、20分待ってぇ」 見た目は若いが、父や友人など本格的に口止めしているせいで今だに年齢不詳だ。 そこまでして?と不思議ではあるが、母親の年齢なんて正直どうでも良い
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