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ミッション開始!
「暁さん!
僕、保育日誌をつけるよ!
二度と今回みたいなヘマをしたくないからね。
その日の凛の様子、
何を食べたかとか‥どんな遊びをしたとか、写真や動画も交えてサ、陽子さんのPC に送るんだ♪
そうすれば陽子さんはいつでも凛に会えるし、育児のアドバイスも貰える。
暁さんだって凛の様子が解って安心でしょ?」
「名案だね!
連絡帳代わりって訳だ。
そうしてくれるとありがたいよ。
伊織君の講義が始まるまでに、なんとかして保育園も見つけるから…」
「保育園かァ…う~ん‥
僕等でどうにもならない時だけ、ベビーシッターさんにお願いするのはどお?
‥‥お祖父様の付き人のトキさん、どうかな?
トキさんさぁ、凛を構いたくてウズウズしてるんだ(笑)」
「ェ‥そうなのかい?」
「そうさ。
僕、上手なオムツ替えのやり方、トキさんに習ったんだから。
いつも暁さんが凛を独り占めだから、言い出せないでいたんだよ‥お祖父様の手前もあるしネ。
それに‥‥きっとお祖父様だって‥‥フフ‥」
「父はどうかな~…
子供の面倒は女性の仕事だって考えの父だよ?
君のことだって「躾係」ってことでなんとか許したん…
ァ…!☆そぉかァ…ナルホド‥
言出せないよね!?そんな父だから尚更!(笑)」
「でしょー♪
お祖父様が一番信頼しているトキさんが引き受けるんなら、お祖父様のプライドは保てるよね。
ホントは凛と遊びたくて、随分我慢してたんだと思うんだ~(^O^)」
「うん、そんなトコだろうね…(クククッ‥)」
今までおとなしく指をしゃぶりながら僕の髪を弄っていた凛は、僕等につられてキャッキャと笑った。
「いやぁ~、伊織君はホント素晴らしいナァ…
色んな問題がどんどん解決していくよ!
凛もよかったね☆
頼もしいお兄さんができて♪」
凜が僕のほっぺにチューをしてくれた。
「うでち~♪いろり~♪
り~ん♪うでち~♪らいしゅきー♪
ねえぇぇ~え?パァ~パ♪」
「おやおや(笑)
凛のお得意、お礼のチューかい?」
「(/////)‥ぁ‥ありがと…凜…」
「じゃあ、早速家電屋さんに行きましょう!伊織君用のPC を見て…
あ☆スマホの契約もやっとかなきゃね☆」
「・・・ハ‥ィ・・」
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