作品を面白くするのも大変だ…

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「そうですね。私なりに過去に重庵先生が書かれた作品をすべて拝見致しましたが…」 安間という男、恐るべし! 私の過去の作品をすべて拝見しただとぉっ! ヤバイ。安間には私のすべてが読まれているっ。 そうだよな。ネットがあれば何でも調べられるよな。私も小学校や中学校、高校の友達だった人間の名前でググった事があったけど、調べたらどんなコンテストを受賞したか?とか出てきたもんなー。 と、なるとヤバイ。私にどうしようもない不安が襲って来たのだった。調子にノった高校の知り合いが私の作品を「借して」とか言って一切返却されなかったのは、私のペンネームを利用して痛々しい作品を無断でネットにアップして、別の友達とグルになって私を貶めていたに違いない! だから、今まで作品を投稿しても入賞しなかったのは、私の書いた作品がエロを連想させるとかいう理由で「要注意人物」と断定されて入賞させて貰えなかったに違いない! 嗚呼、性転換の物語なんて最初に書くべきでは無かったのかぁ!?などと後悔してももう遅い。 私がネットゲームをやっていた時のブログまで残っている時代だ。一度書いてしまったモノは消えないのがネット社会。 消してもどこかで誰かがコピーしているはずだ!
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