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ぼこぼこに殴られるおじさん
暗い路地裏なので、誰も助けになんか来ない場所なのだろう
そんな場所に連れ込んで、お金を奪う
姑息な、できそこないの人間
自分に力がないことは承知のうえの事なのだろう
でないと、こんな路地裏まで隠れるように、連れてくることはないのだから
「もう・・・・かんべん・・・して・・」
「はあ、はあ、はあ」
「はははっ、こいつ勘弁って、目から血流しながら言われても」
「きっしょいなーおっさんよー」
「んじゃ、また見かけたら声かけてねー
そんときは、もっとお金持っててくれよー」
そんな、非情な言葉を血だらけで倒れるおじさんに、掛けながら
その場から離れていく二人組の男たち
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