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「グシャッーーーーーーーー!」
夢の中の僕は女の子の頬を噛み千切っていた。
「きゃーーっ!」
周りの生徒から一斉に悲鳴や嗚咽する音などいろいろなパニックする声や音が響く
こんな夢早く覚めろこんな夢早く覚めろこんな夢早く覚めろこんな…
しかし思いと裏腹にまた女の子に噛みつき頬張る
「バリッバリッバリッ」
彼女の眼球が僕の口の中で砕けていく…
「誰かたすけ…て」
一瞬の事で逃げる事もできなかった彼女が虫の息で力を振り絞りながら助けを求める…
こんな夢覚めろこんな夢覚めろこんな夢…
「ゴクンッ!」
眼球を飲み込んだ瞬間全身が快感に襲われる…
嫌なはずなのに気持ち悪いのに僕の心が満たされる
僕は彼女を食べるのを止めた…
「誰か助けて…人間じゃ無くなっちゃった」
それが僕の人間としての最後の言葉だった。
意識はあるけど身体は動かせない。そして人の肉を貪る度に僕の意識は快感で溢れて反抗出来なくなっていった。
この世界はゾンビで溢れかえってしまった
犬に噛まれた僕が最初の感染者
「不幸な僕を助けてくださいあなたの美味しい眼球で」
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