ラムネの泡

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俺は今、織田真紀のお葬式が終わり煙りになって夏の空へ上って行く美里に「お疲れ様…」と呟いた。 きっと美里は疲れたんだろう。 なぜ美里が自殺したのかはわからないが美里と一緒だった14年間は一生忘れないだろう。 俺のファーストキスも美里、初体験も美里で23歳で織田真紀に出会ってしまった俺は今だに独身だ。 これから先も独身だろう。 俺は夏の空にのぼていく美里に「美里…ずっと好きだったよ…」と、言うと俺の中の無邪気な美里が「シュワシュワ!」って言って俺に微笑んだ。 終わり。
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