第1章

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俺は、自分の目に映る光景を受け入れることができず、ただ震えていた。 「誰か助けて!」 そう紙、ならぬ神がそこにはいなかったのだ。 この恐怖に俺の頭から髪が数本落ちていく。 神は……地に堕ちた。 ど、どうすればいい……! このままでは、会社にも遅れてしまう! 折角いつもより、早く家を出たのに! くそ! くそ! くそといっても、そういう意味ではない。 いや、むしろそういう意味なのか? こうなったら……! 背に腹は変えられん!
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