-再び現実(ジュン編)-

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 …そうだ、ナオキさんはホントに忙しいんだ…それに今夜はナオキさんがテレ ビでコメンテーターで出演する日…  私のために多忙なナオキが時間を割いたことに自責の念に駆られた。  …秘書として、失格ね…  私は落ち込む。  「どうしたの、綾乃さん?」  「…多忙なナオキに私のカラダの心配をさせて、様子を見に来させるなんて、 秘書として失格だと思って…」  「綾乃さんが、そんなに落ち込んでるのは珍しいね…鬼のかく乱だね」  と、ジュン君が私を元気づけるために冗談を言う。  
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