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「ジュン君…テレビをつけて…ナオキを見たいの…」
私はジュン君に頼む。
だが、ジュン君は微動だにしない。
私はもう一度ジュン君に頼もうとしたが、
ジュン君の様子を見て、止めた。
ジュン君がなにかに思いつめたように、動かなかったからだ。
自分でベッドから起き上がり、テレビをつける。
そこにはナオキが映ってる。
「…ナオキ…相変わらずイイ男ね…」
私は呟く。
「…あんなカッコイイひとが父親なんて、ジュン君も鼻高々ね」
私は言う。
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