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「和樹坊ちゃま……」
「ちょっと癒し」
小動物みたいにオロオロしながらも
「ご招待……お受けしてよろしかったですよね?」
僕の腕の中で満は仕事を全うする。
「もちろんだよ――もちろんだ。満くん」
断ればやましいところがあると
四方八方に認めることになる。
「ねえ、賢い君に聞きたいことが」
「……は?」
腕を離すと
早々に逃げ出そうとしている満に僕は尋ねる。
「針のむしろって言うだろ?」
「はあ……」
「痛くなく座っている方法は?」
言うまでもなく
まずいことになった――。
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