◇用語解説

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幻影(ファントム)Ⅳ 種族編:精霊・人・邪霊・樹霊 9.精霊 ①精霊 :世界を構成する四大元素、地水火風が実体化したものである。あらゆるものにその特徴を見いだすことができるが、いずれも儚く、実体が薄い。 ②御魂 :神道において、神の霊魂の働きを固有の性質と機能を持った存在として分割したもの。霊魂は荒御魂と和御魂の二つの働きを持ち、和御魂はさらに幸御魂と奇御魂の働きを持つとされる。これらは互いに補完しあい、またそれぞれが並列な存在であるとされる。 10.人 ①偉霊 :古代に実在した人物が神の位まで昇り詰めた存在。彼らは厳しい自然の掟の実践者であり、それを犯す者にはしばしば手厳しい罰を与えることもある。現在は土地や思想の守護神格として奉られている。 ②英雄 :文武の才に優れ、実力が優越し、非凡な事業を成し遂げることができる力を持った、歴史上で活躍した人物たち。 ③魔人 :一切が謎に包まれた、あるいはその卓越した能力ゆえに不遇の一生を送った人物たち。その内にこもる鬼気迫る念は、見るものに戦慄を走らせる。 11.邪霊 ①幽鬼 :死した人間の強烈な怨念が現世に残り、触媒を得て実体化した悪魔である。残存思念から生まれたものだけに、実体はやや薄い。 ②悪霊 :幽鬼と同様に、人間の怨念が集まってできた悪魔である。しかし、幽鬼ほど実体化せず、その存在はかなり希薄で、肉体らしいものはほとんどない。 ③怪異 :現代日本に生まれた都市伝説。その存在は噂に語られることが多く、真偽のほどは定かではないが、確実にその勢力を伸ばしつつあるようである。 ④屍鬼 :幽鬼や悪霊が人間の精神的な活動から生まれたのに対し、屍鬼は死んだ人間の肉体そのものである。いわゆるアンデッドモンスターである。 12.樹霊 ①神樹 :神聖な力より生え出でた樹木。穏やかな性格を持ち、他者に恩恵をもたらす。神話の時代から、永劫の時の彼方まで生き続ける。 ②妖樹 :植物の姿をした悪魔たち、いわゆる木霊である。自らの意志を持って活動し、人間に取り憑いて殺してしまうものもいる。
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