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◇鏡世界
この世界の裏側にあるとされている世界。
現実世界に密接した所謂、異世界である。
主に、反射物(鏡や窓ガラス、水面など)を覗いた時に見える、左右反転の世界である。
稀人は幻影(※)と契約締結後であれば、反射物を潜り抜けて鏡世界へと進入する事が出来る。
元来、鏡世界は幻影の住まう世界である為、人間である稀人でも体への負担が大きく、長く滞在する程に身体・精神共に疲労を伴う。
尚、進入の際には脳に直接不快感を伴う。
また、人智を超えた世界であり、現実世界と隔絶された空間である為、電波を伴う電子機器は使用不可である。
鏡世界からの退出時も、進入時同様に反射物を潜り抜ける必要がある。
但し鏡世界側の反射物は、現実世界の同じ位置に繋がっておらず、退出先は時間経過によりランダムに変更される。
その規模は地球上のどこか、である。
現実世界と鏡世界の入退出を同じ場所にする方法は、一つだけ。
同じ場所から入退出する事である。
また、情報検索(※)を活用する事により、鏡世界を経由して希望する場所へ移動する事も可能である(下記参照)。
「例」
現在地:鹿児島県守浜高校
目的地:東京(JP's本部)
①現実世界から鏡世界へ
②情報検索(目的地へのルート検索)
③情報検索によって割り出された場所より、鏡世界から退出
④目的地到着
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